楽しそうな背中を見せる

激まちげき2016

福井市文化会館。もうすぐ築50年になる、古くて「頑固」な劇場です。なかなか相手にしてくれない。でも、そんな劇場が、時々ニヤリとしてくれる瞬間があって、その瞬間に逢いたくて、私たちは事業を続け、作品をつくるのかもしれません。

2016年8月26日(金)~28日(日)の3日間、福井市文化会館にて、NPO法人福井芸術・文化フォーラムの主催事業「激・まちげき2016」を開催しました。

激・まちげき2016
http://geibun.info/geibun/?p=1501

これだけ集中的にさまざまなカンパニーの公演・ワークショップが続く機会は私たちの職場としてはめずらしく、この機会に私たちスタッフがいろいろ育てていただいたな、というのが率直な感想です。

限られた人数でどう動いていくかという具体的なスタッフワークはもちろんですが、それだけではありません。

この会館で、この劇場で、どんな事業をすべきなのか、どんな作品をつくるのか。それぞれのカンパニーの皆さんの取り組みやお客様の表情を通して、問いかけられ考える機会をもらったのは、ほかならぬ私たちスタッフです。

2日目の夜は参加カンパニーのひとつモモンガ・コンプレックスさんの打ち上げに合流。最終日は演芸列車「東西本線」さんや金沢からのお客さま、事務局スタッフらを中心に打ち上げへ。いつの間にやら、そういう席で年長者の部類になってしまいました。それは、私の仕事を見られている、ということですよね。楽しそうな背中を見せられるようにしたいものです。

それにしても、きょうは眠い。

激まちげき2016浦上雄次×縫原弘子×アサイショウイチ「3Persons」のポストパフォーマンストークにて (c)上田進一