「DANCE PERFORMANCE/tobrau」世界初演

DANCE PERFORMANCE/tobrau

DANCE PERFORMANCE/tobrau
2018年8月25日(土) 19:00開演
福井市文化会館(ホール)


(当日配布パンフレットご挨拶文)

本日は、「DANCE PERFORMANCE/tobrau」にようこそお越しくださいました。

2年前、福井芸術・文化フォーラム主催の舞台芸術フェスティバル「激・まちげき2016」にて出会い、ダンスと音楽のコラボレーション作品「3Persons」を上演したタップダンサー浦上雄次、コンテンポラリーダンサー縫原弘子、作曲家アサイショウイチ。このたび、新たに2人の音楽家と、演出家が加わり、新作パフォーマンスを上演いたします。

タイトルの「tobrau」は「とぶらう」と読みます。亡き人を弔う(とむらう)ことを、かつては訪う(とぶらう)とも言いました。弔うことは訪うこと。弔うとは、私の生き方を、先立たれた方に訪ねていくことでもあります。

「tobrau」は、ある一組の男と女の出会い、病い、老い、死をモチーフに、人生を描き踊るダンスパフォーマンスです。女の葬儀のような、その先に光が感じられるようなイメージでつくりました。

本日のご来場、まことにありがとうございます。最後までごゆっくりお過ごしください。

演出 中埜浩之



ふだんはいわゆるセリフ(言葉)のある演劇をつくっていますが、今回、ダンス・音楽という、言葉によらない作品をつくることで、あらためて、言葉だけでなく、身体の声や呼吸を聴くことを意識しました。

一見するとふだんの取り組みとは真逆で、振り幅が大きく見えたかもしれませんが、振り幅が大きい分、自分の活動のまんなかの軸がはっきりした気がします。

今後演劇活動を広げていく、あるいは、深めていくうえで、だいじな経験をさせていただきました。

今回、お客様から、楽しかった~面白かった~ではない、感想や意見をもらえたのもうれしかったです。

また、少なくとも県外、できればヨーロッパの舞台で公演できたら、ほんとうにうれしいですね。


催しの詳細はこちら