あなたの「ご本尊」は何ですか。
私の「ご本尊」は何でしょう。

お寺やお仏壇の真ん中にいらっしゃる仏さまを「ご本尊」と呼びますが、ご本尊は単に仏さまのことをさす呼び名ではありません。文字通り、私が何を「本」当に「尊」いものとして考えるか、何を中心として生きるのか、ということでもあります。仏さまをご本尊としていただくということは、その仏さまのお心を、願いを、私の生き方の中心に据えるということです。

生き方の中心がご本尊ということなら、お金がご本尊、儲かるかどうかがいちばん大事という方もいらっしゃるかもしれません。あるいは、私がご本尊という方もいらっしゃるかもしれません。私の好み、私の損得こそがだいじということです。以前は、一家の中心に大きなテレビという時代もありました。この場合、テレビがご本尊だといえるかもしれませんね。

浄土真宗のご本尊は阿弥陀如来さまです。阿弥陀さまという仏さまが私たちに願うのは「すべてのいのちがかけがえなく輝き、奪い傷つけ合うことなく、お互いを照らし合う」生き方です。
阿弥陀さまをご本尊といただくことは、この阿弥陀さまの願いを私の生き方の指標とすることなのですね。

「阿弥陀さまはどうお考えになるかな。阿弥陀さんやったらどうお思いになるやろ。」

日々の生活を歩むとき、人と接するとき、世のなかのさまざまな出来事に向き合うとき、この阿弥陀さまの眼差しをだいじにしたいものです。